「民主主義」と「資本主義」と「社会主義」の違い

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「民主主義」とは

広辞苑によると

(democracy)語源はギリシア語のdemokratiaで、demos(人民)とkratia(権力)とを結合したもの。すなわち人民が権力を所有し、権力を自ら行使する立場をいう。古代ギリシアの都市国家に行われたものを初めとし、近世に至って市民革命を起した欧米諸国に勃興。基本的人権・自由権・平等権あるいは多数決原理・法治主義などがその主たる属性であり、また、その実現が要請される。

広辞苑 第5版 株式会社岩波書店

→絶対王政ではなく、人が権力を持ち、権力を自ら行使する立場にあること、また基本的人権・自由権・平等権、多数決原理などが主となり、法に基づいた政治を実施すること。政治体制の言葉。(ノルウェー、アイスランド、スウェーデン、日本なども民主主義)

「資本主義」とは

広辞苑によると

封建制度に現れ、産業革命によって確立した生産様式。商品生産が支配的な生産形態となっており、あらゆる生産手段と生活資料とを資本として所有する資本家階級が、自己の労働力以外に売るものを持たない労働階級から労働力を商品として買い、それの価値とそれを使用して生産した商品の価値との差額(剰余価値)を利潤として手に入れる経済体制。

広辞苑 第5版 株式会社岩波書店

→個人で自由にお金儲けができるため、そこで競争が発生して経済が発展しうるが、貧富の差が起きる可能性があります。経済体制の言葉。

「社会主義」とは

広辞苑によると

①生活手段の社会的所有を土台とする社会体制、およびその実現を目指す思想・運動。

②狭義には、資本主義に続いて現れるとされる共産主義社会の第1段階を指す。

広辞苑 第5版 株式会社岩波書店

→国が経済を管理するため、あらゆるものが国のもので、国民全員が平等になるため、貧富の差が起きにくい。しかし、皆が平等であるため、競争がなくなり経済が発展しにくくなる可能性がある。経済体制の言葉。現北朝鮮が当てはまる。そのゴールが共産主義(完全な平等)。

「民主主義」と「資本主義」と「社会主義」の違い

  • 「民主主義」は、政治体制の言葉で、人が権力を持ち、基本的人権・自由権・平等権、多数決原理などがあり、法に基づいた政治を実施すること。
  • 「資本主義」は、経済体制の言葉で、個人で自由にお金儲けができるため、そこで競争が発生して経済が発展しうるが、貧富の差が起きる可能性がある。
  • 「社会主義」は、経済体制の言葉で、国があらゆるものを管理し、国民全員が平等、貧富の差が起きにくい。経済が発展しにくい。社会主義→共産主義(完全な平等)。

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